訪問介護とは…？

初めての介護職　～訪問介護～

今回は訪問介護についての紹介です。訪問介護はその名の通り、介護が必要な高齢者の自宅に直接訪問する形で行なう介護サービスです。

施設とは違い、自宅での1対1介護となるので、利用者の方と距離が近く、コミュニケーションを密に取りながら介護に集中することができますが、自宅訪問という特性上、設備が限られるというネックもあります。それでは訪問介護のアレコレを紹介します。

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施設の特徴

訪問介護とは？

訪問介護は、要介護度1以上の介護が必要な方、身体・精神上の障害を持ち、日常生活に支障がある利用者の方の自宅に伺い、身体介護・生活援助を行なう介護サービスです。

在宅で介護を受けられるので利用者の方の身体的負担が少なく 、住み慣れた家でサービスを受けられる安心感があります。訪問介護は厚生労働省が定めた「介護報酬の算定構造」にもとに算出され、施設に比べると安価に介護サービスを受けることができます。

入居条件

原則65歳以上で要介護1～5と認定された方（※40～64歳までの方については要介護状態となった原因が、16種類の特定疾病による場合が認定の対象）
認知症対応：あり

施設内

訪問介護となりますので介護施設ではなく、訪問介護事業所や訪問介護ステーションに出勤します。その後、それぞれ担当である利用者の自宅に出勤します。訪問介護事業所や訪問介護ステーション内では従業員の管理や業務の管理を行なっています。訪問介護時に必要な「訪問介護計画」も事業所内で制作します。

仕事内容について

訪問介護のサービスは身体介護と生活援助の2つになります。ケアマネージャーが制作したプランに沿ってサービスを提供します。提供する項目については主に「入浴介助、通院介助、調理、洗濯、掃除、買い物」の6つが該当します。また規定外のサービスは保険給付外となります。

例えば同じ調理でも、数時間以上かかるあまりに手の込んだ特別な料理などは保険適応外となります。その他、利用者本人以外の家族のお世話・庭の手入れ・ペットのお世話・来客の対応や留守番も訪問介護のサービスには含まれません。利用者の方にちょっとお願い！といろいろな事を頼まれるかもしれませんが、プランに入っているかどうか、仕事内容に含まれるものかどうかによってキチンと断ることも必要となります。

また今まで身体介護を重点的にされていた方は、料理や掃除まで行なう訪問介護に戸惑ってしまうかもしれません。それぞれ得意不得意があるとは思いますが、お金を貰ってサービスを行なっている以上、満足頂ける基準はしっかりと時間内でクリアしたいですね。

あとは利用者の方にとっては、訪問介護は大事な自宅に、知らない人を招き入れる行為でもあります。密室であるため、何かあったら…と心配になられる方も沢山いらっしゃいます。その不安を取り除き、しっかりとした人間関係を育み信頼を得ることも訪問介護で気を付けるべき事ですね！

• 訪問介護は事前にケアマネージャーが制作したプランに基づいて在宅介護の援助を行なう。
• 利用者自宅で介護を行なうので、1対1なので利用者への対応がしっかりできる。
• 利用者の自宅に伺ってのサービス提供となるため、マナーと信頼感はとっても重要。

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働く人や環境について

訪問介護は基本的に一人で各家庭を回るため、何が起きても自分自身で対応する必要があります。訪問介護は比較的要介護度が軽度の利用者が多いですが、入浴介助も、おむつ交換なども一人で行わなければなりません。他の介護施設で経験のある方ならカバーできることも、経験が乏しいとどうしたらいいか戸惑ってしまう事も。

また各家庭間の移動は自転車がほとんどなので、そういった体力も必要となります。場所や人により、介護の内容や大変さも違うので、どんな環境にも真摯に対応していく応用さが必要となります。時間の融通が利くのでパート勤務や非常勤勤務をされている方も沢山いらっしゃるので限られた時間の中で働きたい人にはピッタリです。

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